台湾へゼミ旅行に行きました!

2025年9月2日 - 9月5日

2025年9月2日から5日にかけ、田島研究室では「建築と地域の関わりを探る」というテーマのもと、台湾へゼミ旅行に行ってきました。
1日目は、台北にある迪化街を訪れました。迪化街では、歴史的建築を活かした店舗や市場のにぎわいを体感し、古い街並みが現代の暮らしに溶け込む姿を学びました。
2日目は、線路のそばで栄える街・十分と、傾斜地で発展した九份を散策しました。十分ではランタン上げを体験し、観光と地域文化の結びつきを考えました。九份では、坂道に沿った独特の街並みや建物の配置を観察しました。
3日目は、台中に移動し、リノベーションによって再生された審計新村、緑光計画範特喜文創聚落を見学しました。歴史ある建物が新たな用途を得て、市民に開かれた空間として活用されている事例を知ることができました。
午後からは伊東豊雄さんが設計された台中国家歌劇院を訪れました。曲面で構成されたダイナミックな空間に圧倒され、建築が人々に与える体験の力を強く感じました。
4日目は、松山文創園区を訪れました。かつてのタバコ工場をリノベーションしたこの施設では、文化・デザイン・ビジネスが融合する空間を体験し、建築の新しい可能性を感じました。
4日間を通して、台湾の街並みや建築に触れ、歴史を受け継ぎながら新しい価値を創り出す建築のあり方を強く感じました。この学びを今後の研究活動に活かし、建築と人と地域をつなぐ視点をさらに深めていきます。