宮城県・岩手県へゼミ旅行に行きました!

2025年7月29日 - 7月31日

2025年7月29日から31日にかけ、田島研究室では「東日本大震災後の復旧・復興まちづくりを学ぶ」というテーマのもと、東北へゼミ旅行に行ってきました。

1日目は、南三陸町を訪れました。さんさん商店街では、地元の方と観光客が行き交う温かい日常の風景に出会い、復興から生まれた日常の場を実感しました。旧防災対策庁舎は、鉄骨むき出しの遺構として震災の記憶を静かに伝えていました。

2日目朝、気仙沼市で過ごしていたところ津波警報が発令されました。実際に堤防が自動で閉まる様子を目の当たりにし、防災意識の高さを実感しました。その後、陸前高田市コミュニティホールで避難体験を通して、地域の連帯と冷静な行動力に胸を打たれました。午後は東日本大震災津波伝承館を訪れる予定でしたが予定変更し、中尊寺を訪れました。金色堂の美しさに圧倒され、少し心が和みました。

3日目は、リアス・アーク美術館で震災の記録展示とアートの融合に触れ、建築が持つ語る力を実感しました。午後は東日本大震災によって被災した各施設を統合した、マルホンまきあーとテラスを訪れ、地域の芸術活動や交流拠点としての機能について視察しました。石巻市の門脇小学校震災遺構では、被災をそのまま伝える空間の重みに言葉を失いました。

3日間を通して、建築には人々の記憶や日常、そして未来を支える場をつくれることを強く感じました。この学びを今後の研究活動に活かし、建築と人と地域をつなぐ視点をさらに深めていきます!