田島研究室は北九州の長崎県、佐賀県、福岡県へゼミ旅行に行ってきました。
2023年8月30日
1日目は長崎県へ到着後、出島へ向かい歴史的な街並み、建築を見学しました。当時の和洋が混在する建築からその背景を読み取ったり、出島へ繋がる片持ちの橋など多くの発見がありました。次に長崎県立美術館を訪れ、出島とは対照的なモダン建築を見学しました。長崎市は路面電車が通っており中々街中で見ることが無い私たちにとってはとても新鮮でした。
2日目は長崎県の大浦天主堂、グラバー園の見学をしました。グラバー園には、国指定重要文化財に指定されている旧グラバー邸を含む9つの伝統的建築物があり、長崎の歴史を感じることができました。
長崎県を出発し、午後は佐賀県内にあるリノベーション事例の見学に向かいました。佐賀県庁にある「さがデザイン ODORIBA」は、県庁に出入りするクリエイターやデザイナーが気軽に立ち寄れるプロジェクトルームで、実際に会議を行なっている方々の様子も見えました。他にも、佐賀城公園や空き家となっていた建物などのさまざまなリノベーション事例を見学し、卒業設計に活かせる良いヒントを得ることができました。
3日目は、スラム化した賃貸集合住宅を事務所ビル、集合アトリエに再生した冷泉荘を見学し、オーナーである吉原さんに冷泉荘についてレクチャーをしていただきました。
田島研究室のテーマである、都市・地域再生と共通する部分が多く、今後の活動に活かせる貴重な体験をする事ができました。
午後は、福岡の街並みを歩きながら有名建築を巡り、エミリオ・アンバース設計のアクロス福岡を見学しゼミ旅行を締めくくりました。
3日間を通し、普段の生活ではみること、体験することのできない経験をし、今後の卒業設計に活かせる、貴重な時間を過ごす事ができました。